![]() 安定サーミスタ
专利摘要:
一般式(I):Re2-x-yCraMnbMcEyOzを備えた組成物に基づくサーミスタであって、Reは、1種の希土類金属、もしくは2種類以上の希土類金属の混合物であり、Mは、ニッケル、コバルト、銅、マグネシウムおよびこれらの混合物からなる群から選択された金属であり、Eは、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、およびこれらの混合物からなる群から選択された金属であり、xは、a+b+cの総和かつ0.1〜1の間の数であるとともに、モル分率a,bおよびcの相対比率は、三成分における点A,B,CおよびDで境界される領域内にあり、但し、点Aは、y<0.006のとき、(Cr=0.00,Mn=0.93+10・y,M=0.07−10・y)であり、y≧0.006のとき、(Cr=0.00,Mn=0.99,M=0.01)であり、点Bは、y<0.006のとき、(Cr=0.83,Mn=0.10+10・y,M=0.07−10・y)であり、y≧0.006のとき、(Cr=0.83,Mn=0.16,M=0.01)であり、点Cは、(Cr=0.50,Mn=0.10,M=0.40)であり、点Dは、(Cr=0.00,Mn=0.51,M=0.49)であり、yは、0〜0.5・xの間の数であり、zは、2.5〜3.5の間の数である。 公开号:JP2011507295A 申请号:JP2010538483 申请日:2008-12-19 公开日:2011-03-03 发明作者:ヴェステンドルプ,フランス,エフ.;スフールマン,ソフィー;プーラン,ベロニク;ラノー,アンドレ 申请人:ヴィシェイ レジスターズ ベルジャム べーフェーベーアー; IPC主号:H01C7-04
专利说明:
[0001] 本発明は安定サーミスタに関する。] 背景技術 [0002] サーミスタは回路保護用の限流器や、温度調節式オーブンの発熱体、特に抵抗温度計など、様々な用途に用いられる。サーミスタは正温度係数(PTC)サーミスタおよび負温度係数(NTC)サーミスタに分類される。PTCサーミスタでは温度が上昇するに従い抵抗が増加するが、NTCサーミスタでは温度が上昇するに従い抵抗が減少することを特徴とする。現在、NTCサーミスタは主に500°Cまでの温度計測に適用されるが、PTCサーミスタは特に800°Cまでの温度計測に用いられる。しかしながら、ディーゼル車の排気システムに適用される温度センサなど、800°Cを超える高温を優れた精度で計測することが可能な温度センサの需要が拡大している。しかしながら、公知のサーミスタはこうした目的に十分適していない。] [0003] 特許文献1は、組成M1M2O3およびY2O3の混合焼結体M1M2O3・Y2O3を備えたサーミスタ素子を開示しており、ここでM1は、周期表第IIA族およびLaを除く第IIIA族の元素から選択された少なくとも一つの元素であり、M2は、第IIB族、第IIIB族、第IVA族、第VA族、第VIA族、第VIIA族、および第VIII族の元素から選択された少なくとも一つの元素であり、Y(Cr0.5Mn0.5)O3・Y2O3、Y(CrMnTi)O3・Y2O3などである。このサーミスタ素子は、常温から1,000°Cの間の温度を20〜30°Cの温度精度で検知することができる。] [0004] 特許文献2は、金属酸化物を含むサーミスタ材料を成形、焼成することにより得られる金属酸化物の焼結体からなる耐還元性サーミスタに関し、サーミスタ材料の平均粒径は1.0μmより小さく、金属酸化物の焼結体の平均焼結粒径は3μm〜20μmである。混合焼結体は、(M1M2)O3で表される複合酸化物と、AOxで表される金属酸化物との混合焼結体(M1M2)O3・AOxからなり、ここで複合酸化物(M1M2)O3のM1は、周期表の第IIA族およびLaを除く第IIIA族の元素から選択された少なくとも1種の元素であり、M2は、周期表第IIIB族、第IVA族、第VA族、第VIA族、第VIIA族、および第VIII族の元素から選択された少なくとも1種の元素であるとともに、金属酸化物AOxは少なくとも1,400°Cの融点を有し、サーミスタ形状におけるAOxのみの抵抗値は、1,000°Cで少なくとも1,000Ωである。このサーミスタは還元性雰囲気に露出したときでさえも還元に対して安定しており、これは金属酸化物の焼結体の平均焼結粒径が3μm〜20μmの間であることによる。] [0005] しかしながら、前述のサーミスタの安定性は、特に比較的高い温度で用いられた場合では不十分であり、これは抵抗値ひいては計算された温度がセラミック材料の酸化状態に伴って変化するからである。酸素に対する酸化物の親和性は温度に強く依存するため、雰囲気ガスの酸素含有量が一定であってもセラミックの酸化状態は変化しうる。特許文献2に開示のサーミスタが特定の平均焼結粒径に調節されていることにより耐還元性であるとはいえ、このサーミスタにおいては酸化の変化を完全に排除することはできない。] 先行技術 [0006] 欧州特許出願公開第0866472号明細書 欧州特許出願公開第1179825号明細書] 発明が解決しようとする課題 [0007] したがって、本発明の目的は安定性が改善されたサーミスタを提供することである。] 課題を解決するための手段 [0008] 本発明によれば、この目的は一般式(I): Re2-x-yCraMnbMcEyOz (I) を有する組成物に基づくサーミスタを提供することにより達成され、ここで、 Reは、1種の希土類金属もしくは2種類以上の希土類金属の混合物であり、 Mは、ニッケル、コバルト、銅、マグネシウムおよびこれらの混合物からなる群から選択された金属であり、 Eは、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、およびこれらの混合物からなる群から選択された金属であり、 xは、a+b+cの総和かつ0.1〜1の間の数であり、モル分率a,bおよびcの相対比率は、三成分図における点A,B,CおよびDで境界される領域内にあり、但し、 点Aは、 y<0.006のとき、(Cr=0.00,Mn=0.93+10・y,M=0.07−10・y)であり、 y≧0.006のとき、(Cr=0.00,Mn=0.99,M=0.01)であり、 点Bは、 y<0.006のとき、(Cr=0.83,Mn=0.10+10・y,M=0.07−10・y)であり、 y≧0.006のとき、(Cr=0.83,Mn=0.16,M=0.01)であり、 点Cは、(Cr=0.50,Mn=0.10,M=0.40)であり、 点Dは、(Cr=0.00,Mn=0.51,M=0.49)である。] [0009] yは、0〜0.5・xの間の数であり、 zは、2.5〜3.5の間の数である。] [0010] 本発明によれば、一般式(I)を有する組成物に基づくサーミスタは少なくとも本質的に次の各組成からなることを意味しており、すなわち、サーミスタは、一般式(I)を有する少なくとも60重量%、好ましくは少なくとも80重量%、さらに好ましくは少なくとも90重量%、さらに好ましくは少なくとも95重量%、さらに好ましくは少なくとも99重量%、最も好ましくは100重量%の組成物を備える。] [0011] この解決方法は、ニッケル、コバルト、銅、マグネシウム、およびこれらの混合物からなる群から選択された金属と、任意選択的にカルシウム、ストロンチウム、バリウム、およびこれらの混合物からなる群から選択された金属と、をサーミスタの組成物中に加えることにより、組成物の安定性が著しく向上するという驚くべき発見に基づく。したがって、本発明のサーミスタの特性は酸化処理とは全く無関係であり、得られる温度センサ精度に著しい向上がもたらされる。この効果は本質的に組成物の粒径とは無関係である。] [0012] 上記の一般式におけるa,b,cは、それぞれ、クロム(Cr)と、マンガン(Mn)と、ニッケル、コバルト、銅、マグネシウムおよびこれらの混合物からなる群から選択された少なくとも一つの金属(M)と、のモル分率であり、a,b,cの総和はxである。モル分率a,b,cの相対比率は三成分図における上述の点A,B,C,Dによって定義されるので、各々のモル分率の絶対値はxと各相対比率との積である。したがって、例えば、aの絶対値は:a=(aの相対比率)・x。換言すれば、前述の元素の相対比率がCr:Mn:M=α:β:γ、α+β+γ=1であれば、a=x・α、b=x・β、c=x・γである。] [0013] 「モル分率a,bおよびcの相対比率は、三成分図における点A,B,CおよびDで境界される領域内にある」という表現は、a,b,cの各相対値が、三成分図における線分A−B,B−C,C−D,およびD−Aで境界される領域内にあることを意味する。y=0のときの成分Cr、Mn、およびM(Ni,Co,Cu,Mg)を点A,B,C,Dで示した三成分図を図1に示す。線分A−B,B−C,C−D,D−Aによって境界された領域を強調表示した三成分図を図2に示す。この図では、線分ABは一般式(I)のパラメータyが0の場合を示している。yの値がより大きいとき、一般式(I)に従い線分ABが移動する:すなわち、y=0のときの線分とは平行のままであるが、三角形の端部(M=0)に向かって移動する。] 図1 図2 [0014] 本発明の好ましい実施例によれば、モル分率a,b,cの相対比率は三成分図における点E,F,G,C,Hで境界される領域内にあり、但し、 点Eは、 y<0.006のとき、(Cr=0.35,Mn=0.58+10・y,M=0.07−10・y)であり、 y≧0.006のとき、(Cr=0.35,Mn=0.64,M=0.01)であり、 点Fは、 y<0.006のとき、(Cr=0.65,Mn=0.28+10・y,M=0.07−10・y)であり、 y≧0.006のとき、(Cr=0.65,Mn=0.34,M=0.01)であり、 点Gは、(Cr=0.65,Mn=0.10,M=0.25)であり、 点Cは、(Cr=0.50,Mn=0.10,M=0.40)であり、 点Hは、(Cr=0.35,Mn=0.22,M=0.43)である。] [0015] y=0のときの成分Cr、Mn、およびM(Ni,Co,Cu,Mg)を点E,F,G,C,Hで示した三成分図を図1に示し、線分E−F,F−G,G−C,C−H,およびH−Eによって境界された領域を強調表示した三成分図を図3に示す。この図では、線分ABは一般式(I)のパラメータyが0の場合を示している。yの値がより大きいとき、一般式(I)に従い線分ABが移動する:すなわち、y=0のときの線分とは平行のままであるが、三角形の端部(M=0)に向かって移動する。] 図1 図3 [0016] 本発明によれば、実際にはセラミック組成物であるサーミスタの組成物が、一般式(I)の成分Reとして任意の1種の希土類金属もしくは任意の2種以上の希土類金属の混合物を含みうる。本発明の希土類金属は、スカンジウム(Sc),イットリウム(Y)および15種類の全てのランタノイド、すなわち、ランタン(La),セリウム(Ce),プラセオジム(Pr),ネオジム(Nd),プロメチウム(Pm),サマリウム(Sm),ユウロピウム(Eu),ガドリニウム(Gd),テルビウム(Tb),ジスプロシウム(Dy),ホルミウム(Ho),エルビウム(Er),ツリウム(Tm),イッテルビウム(Yb),ルテチウム(Lu)であり、プロメチウムは地球上では自然に生じないため、場合によっては希土類金属ではないと考えられるが、これを含む。] [0017] 好ましくは、一般式(I)の成分Reは、Y,Tb,Dy,Er,Laおよびこれらの混合物からなる群より選択される。特に、一般式(I)の成分Reが、Y,Dy,Er,もしくはLa、またはYおよびDyの混合物、またはYおよびTbの混合物であるならば、良好な結果が得られる。最も望ましくは、一般式(I)の成分Reが、YおよびTbの混合物である。] [0018] 一般式(I)の成分Reが2つもしくはそれ以上の異なる希土類金属からなる場合、これらは互いに任意の比率で混合される。一例として、一般式(I)の成分ReがYおよびTbの混合物である場合、Yのモル分率の、Tbのモル分率に対する比率は、5:1〜1:1の間、好ましくは4.5:1〜3:1である。特に、例として、Yのモル分率の、Tbのモル分率に対する比率が約3.5:1である場合に良好な結果が得られる。] [0019] 基本的に、xは0.1〜1.0の間の任意の値である。好ましくは、xは0.2〜0.6の間の任意の数であり、さらに好ましくは0.3〜0.5であり、さらに好ましくは0.35〜0.45である。例として、xが約0.4である場合に特に良好な結果が得られる。] [0020] モル分率a,b,cの相対比率は、好ましくはa=0.4〜0.6:b=0.23〜0.43:c=0.08〜0.28であり、さらに好ましくはa=0.45〜0.55:b=0.28〜0.38:c=0.12〜0.22であり、最も好ましくはa=0.5:b=0.33:c=0.17である。] [0021] 基本的に、一般式(I)の成分Mは、ニッケル(Ni),コバルト(Co),銅(Cu),マグネシウム(Mg),および、これらの混合物からなる群から選択された任意の金属であり、この混合物はすなわち、例として、ニッケルおよびコバルトの混合物、銅およびマグネシウムの混合物、もしくはニッケル、コバルト、および銅の混合物である。好ましくは、一般式(I)の成分Mは、ニッケル、コバルト、銅、およびマグネシウムからなる群から選択された1種のみの金属である。特に一般式(I)の成分Mがニッケルである場合に良好な結果が得られる。] [0022] 前述の全てのパラメータ、すなわちモル分率a,b,cおよび数値x,y,zは、それぞれ、ただ一つの数値が前述の数値範囲に含まれる場合に限り、任意に組み合わせられる。好ましくは、成分Reは、Y,Dy,Er,もしくはLa、またはYおよびDyの混合物、またはYおよびTbの混合物であり、Mは、Niである。] [0023] 成分Re,Cr,Mn,M,およびEとは対照的に、酸素は故意に組成物に添加されず、化学量論の法則に従い加熱処理中の雰囲気により調節される。化学量論によれば、比率(Re,Cr,Mn,M,プラスE):Oは、2:3であり、2および3は厳密な整数である。しかしながら、実際には化学量論の法則を必ずしも満たすとは限らず、一般式(I)の化合物中の酸素の実際の含有量は3よりも幾分多いもしくは少ない。したがって、zは2.5〜3.5の間の数である。好ましくは、zは2.75〜3.25の間の数であり、さらに好ましくは、2.90〜3.10であり、さらに好ましくは2.95〜3.05の間の数であり、さらに好ましくは2.97〜3.03の間の数であり、さらに好ましくは2.99〜3.01の間の数であり、最も好ましくは3.00である。] [0024] 基本的に、yは0〜0.5・xの間の任意の数である。] [0025] 本発明の第1の好ましい実施例によれば、yは0よりも大きい任意の数であり、換言すれば、組成物が金属E(Ca,Sr,Ba)を含む。好ましくは、yは0.01〜0.2の間の任意の数であり、さらに好ましくは0.02〜0.1であり、さらに好ましくは0.03〜0.06であり、最も好ましくは0.05である。すなわち組成物は、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、およびこれらの混合物よりなる群から選択された各量の元素を含む。] [0026] この実施例では、すなわちyが0よりも大きい場合、Eは、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、もしくは前記の元素のうち任意の2つの組み合わせ、もしくは、カルシウム、ストロンチウム、およびバリウムの組み合わせである。特にEがカルシウムである場合、良好な結果が得られる。] [0027] さらに、この実施例ではcが少なくとも0.01であることが望ましく、ここで金属Mは好ましくはニッケル、コバルト、もしくは銅である。] [0028] この実施例においては、成分Reは望ましくはErである。] [0029] 特にこの実施例では、組成物が一般式(II): EriCajCrkMnlNisOm (II) を有している場合に良好な結果が得られ、ここで、 iは、1.4〜1.6の間の数であり、 jは、0.02〜0.2の間の数であり、 kは、0.15〜0.25の間の数、好ましくは0.2であり、 lは、0.14〜0.24の間の数、好ましくは0.19であり、 sは、少なくとも0.01であり、 mは、3.00である。] [0030] 一般式(II)に分類される特に好ましい組成物は次の化学式(III)の組成物である: Er1.55Ca0.05Cr0.2Mn0.19Ni0.01O3 (III) さらに、組成物の特に好ましい例は、一般式(II)、(III)と同じ化合物であって、Niが銅もしくはコバルトに置き換えられたものである。] [0031] 本発明の好ましい第2の実施例によれば、一般式(I)の組成物中のyは0であり、すなわち、各組成物は、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、およびこれらの混合物よりなる群から選択された成分を含まない。] [0032] 好ましくは、本発明の好ましい第2の実施例のサーミスタは、一般式(IV): Re1.6Cr0.2MnbNicO3 (IV) の組成物に基づき、ここでReは、Y,Dy,Er、もしくはLa、またはYおよびDyの混合物、またはYおよびTbの混合物であり、bは、0.12〜0.14の間の数であり、cは、0.06〜0.07の間の数である。] [0033] またこの実施例においては、一般式(IV)中の成分Reは、好ましくはYおよびTbの混合物である。] [0034] 一般式(IV)に分類される好ましい組成物は次の化学式(V)の組成物である: YnTbpCr0.2MnbNicO3 (V) ここで、nは、Yのモル分率であるとともに、1.2〜1.3の間の数であり、pはTbのモル分率であるとともに、0.3〜0.4の間の数であり、bは0.12〜0.14の間の数であり、cは0.06〜0.07の間の数である。] [0035] 一般式(IV)に分類される特に好ましい組成物は次の化学式(VI)の組成物である: Y1.24Tb0.36Cr0.2Mn0.132Ni0.068O3 (VI) サーミスタの組成物の平均(焼結)粒径は3μm未満であり、好ましくは2μm未満、さらに好ましくは1.0〜1.9μmである。] [0036] さらに、サーミスタのセラミック組成物はコランダム相およびペロフスカイト相を備えることが望ましい。] [0037] 基本的に、本発明はコランダム相のモル分率の、ペロフスカイト相のモル分率に対する比率に関しては限定されない。一例では、全組成すなわちコランダム相のモル分率とペロフスカイト相のモル分率との総和(すなわち1)に基づく、コランダム相のモル分率は0.4〜0.8、さらに好ましくは0.5〜0.7であり、ペロフスカイト相のモル分率は好ましくは0.2〜0.6、さらに好ましくは0.3〜0.5である。特にコランダム相のモル分率が0.6であり、ペロフスカイト相のモル分率が0.4となる場合に、良好な結果が得られる。] [0038] コランダム相の組成物の平均(焼結)粒径は3μm未満であり、好ましくは2μm未満、さらに好ましくは1.5〜1.9μmである。] [0039] ペロフスカイト相の組成物の平均(焼結)粒径は3μm未満であり、好ましくは2μm未満、さらに好ましくは1.0〜1.5μmである。] [0040] 本発明のさらに好ましい実施例によれば、サーミスタの25°Cにおける抵抗率は2〜2,000kΩ・mmであり、さらに好ましくは500〜1,500kΩ・mm、さらに好ましくは1,000〜1,200kΩ・mmである。] [0041] 好ましくは、サーミスタのB25/85値は2,000〜4,000Kである。] [0042] さらに、サーミスタの900°Cにおける抵抗率は0.002〜0.040kΩ・mであることが望ましい。] [0043] 特にサーミスタの25°Cにおける電気抵抗が0.9〜1.1MΩ、および/またはサーミスタの900°Cにおける電気抵抗が40Ω未満である場合、良好な結果が得られる。] [0044] 本発明のサーミスタは好ましくはNTCサーミスタである。] [0045] さらに本発明は、一般式(I)を有する組成物に基づくサーミスタの製造方法に関し、好ましくは一般式(II)、(IV)もしくは(V)を有する組成物に基づくサーミスタの製造方法、さらに好ましくは一般式(III)もしくは(VI)を有する組成物に基づくサーミスタの製造方法に関する。] [0046] 本発明によれば、この方法は、 i)少なくとも一つの希土類金属酸化物を、酸化マンガンと、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化銅、および酸化マグネシウムからなる群から選択された少なくとも1つの金属酸化物と、任意選択的に炭酸カルシウム、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウム、およびこれらの混合物からなる群から選択された少なくとも1つの化合物と、任意選択的に酸化クロムと、混合し、 ii)ステップi)で得た混合物を粉砕し、 iii)ステップii)で得た混合物を所望の形状を有する物品に成形し、 iv)前記物品を焼成する ステップを備える。] [0047] 以下、本発明をこれに限定されない実施例を用いて詳細に説明する。] 実施例 [0048] (実施例1および比較例1) 組成物Y1.24Tb0.36Cr0.2Mn0.2O3に基づく一連のサーミスタを次の手順で作成し、ここでMnが漸次Niに置き換えられた。] [0049] 原料を1回に100gの単位で計量した。これらの単位を小型の実験室用ボールミルで200gのイソプロパノールを用いて48時間粉砕を行った。粉砕媒体は2mmのYTZボール100gであった。粉砕後、スラリをボールと分離し、乾燥させた。次いで2%PVBをバインダとして用いて粉状化し、これを直径15mm、厚さ2mmのペレットに圧縮した。得られた試料に白金ペーストを塗布し、大気中、1,500°Cの温度で1時間焼結した。次いで、これらの試料を大気中、900°Cの温度で16時間時効処理にかける前に、ρ25を測定した。その後、試料を再び測定し、ρ25の変化量を算出した。焼結したままの値(as−fired value)を基準としたρ25の相対変化量をドリフト(drift)と称する。] [0050] 全試料は2μm未満の平均粒径を有していた。] [0051] 各試料の各組成物に関する構成、ならびにその焼結したままの値(as−fired value)を基準としたρ25の相対変化量すなわちドリフトを表1に示す。] [0052] ] [0053] この例は、セラミック中のマンガン含有量の一部がニッケルに置き換えられた場合、サーミスタの安定性が著しく向上することを示している。] [0054] (実施例2および比較例2) 実施例1で説明した手順と同様にして、組成物Y1.24Tb0.36Cr0.2Mn0.2O3に基づく一連のサーミスタを作成し、ここでMnが漸次Coに置き換えられた。] [0055] 全試料は2μm未満の平均粒径を有していた。] [0056] 各試料の各組成物に関する構成、ならびにその焼結したままの値を基準としたρ25の相対変化量すなわちドリフトを表2に示す。] [0057] ] [0058] この例は、セラミック中のマンガン含有量の一部がコバルトに置き換えられた場合、サーミスタの安定性が著しく向上することを示している。] [0059] (実施例3および比較例3) 実施例1で説明した手順と同様にして、組成物Y1.24Tb0.36Cr0.2Mn0.2O3に基づく一連のサーミスタを作成し、ここでMnが漸次Cuに置き換えられた。] [0060] 全試料は2μm未満の平均粒径を有していた。] [0061] 各試料の各組成物に関する構成、ならびにその焼結したままの値を基準としたρ25の相対変化量すなわちドリフトを表3に示す。] [0062] ] [0063] この例は、セラミック中のマンガン含有量の一部が銅に置き換えられた場合、サーミスタの安定性が著しく向上することを示している。] [0064] (実施例4) 実施例1で説明した手順と同様にして、組成物Y1.24Tb0.36Cr0.2Mn0.2O3に基づく一連のサーミスタを作成した。一方のグループは前記の組成物に比べてCrの含有量が多かったが、他方のグループは前記の組成物に比べてCrの含有量が少なかった。両グループともMnが漸次Niに置き換えられた。] [0065] 全試料は2μm未満の平均粒径を有していた。] [0066] 各試料の各組成物に関する構成、ならびにその焼結したままの値を基準としたρ25の相対変化量すなわちドリフトを表4に示す。] [0067] ] [0068] この例は、セラミック中のマンガン含有量の一部がニッケルに置き換えられた場合、サーミスタの安定性が著しく向上するが、クロム含有量の僅かな違いでは安定性に大きな影響は及ぼさないことを示している。] [0069] (実施例5および比較例5) 実施例1で説明した手順と同様にして、組成物Y1.24Tb0.36Mn0.4O3に基づく一連のサーミスタを作成し、ここでMnが漸次ニッケルに置き換えられた。] [0070] 全試料は2μm未満の平均粒径を有していた。] [0071] 各試料の各組成物に関する構成、ならびにその焼結したままの値を基準としたρ25の相対変化量すなわちドリフトを表5に示す。] [0072] ] [0073] 比較例5の組成物はρ25が高すぎたため、標準的な設備では測定することができなかった。しかしながら、上記の表1,2,3から分かるように、Niを含まない材料のドリフトは常に−40%前後であった。したがって、実施例5−1〜5−9は、クロム含有量が0であってもニッケルを添加することによりサーミスタの安定性が向上することを示す。] [0074] (実施例6) 実施例1で説明した手順と同様にして、組成物Y1.24Tb0.36Mn0.264Ni0.136O3に基づく一連のサーミスタを作成し、ここでMnおよびNiが漸次クロムに置き換えられたが、Ni/Mn比は一定に保たれた。] [0075] 全試料は2μm未満の平均粒径を有していた。] [0076] 各試料の各組成物に関する構成、ならびにその焼結したままの値を基準としたρ25の相対変化量すなわちドリフトを表6に示す。] [0077] ] [0078] この例は、組成物がクロムを含有している場合、サーミスタの安定性が向上することを示している。] [0079] (実施例7) 実施例1で説明した手順と同様にして、組成物Y1.6Cr0.2Mn0.132Ni0.068O3に基づく一連のサーミスタを作成し、ここでYが漸次Dyに置き換えられた。] [0080] 全試料は2μm未満の平均粒径を有していた。] [0081] 各試料の各組成物に関する構成、ならびにその焼結したままの値を基準としたρ25の相対変化量すなわちドリフトを表7に示す。] [0082] ] [0083] 全ての組成物が良好な安定性を示した。] [0084] (実施例8および比較例8) 実施例1で説明した手順と同様にして、組成物Er1.6Cr0.2Mn0.2O3に基づく一連のサーミスタを作成し、ここでMnが漸次Niに置き換えられた。] [0085] 全試料は2μm未満の平均粒径を有していた。] [0086] 各試料の各組成物に関する構成、ならびにその焼結したままの値を基準としたρ25の相対変化量すなわちドリフトを表8に示す。] [0087] ] [0088] この例は、セラミック中のマンガン含有量の一部がニッケルに置き換えられた場合、サーミスタの安定性が著しく向上するとともに、Erが成分Reに適した元素であることを示している。] [0089] (実施例9および比較例9) 実施例1で説明した手順と同様にして、組成物Er1.6Cr0.2Mn0.2O3に基づく一連のサーミスタを作成し、ここでMnが漸次Mgに置き換えられた。] [0090] 全試料は2μm未満の平均粒径を有していた。] [0091] 各試料の各組成物に関する構成、ならびにその焼結したままの値を基準としたρ25の相対変化量すなわちドリフトを表9に示す。] [0092] ] [0093] この例は、セラミック中のマンガン含有量の一部がマグネシウムに置き換えられた場合、サーミスタの安定性が著しく向上することを示す。] [0094] (実施例10および比較例10) 実施例1で説明した手順と同様にして、組成物Er1.6Cr0.2Mn0.2O3に基づく一連のサーミスタを作成し、ここでErが漸次Ca、もしくはCaおよびNiに置き換えられた。] [0095] 全試料は2μm未満の平均粒径を有していた。] [0096] 各試料の各組成物に関する構成、ならびにその焼結したままの値を基準としたρ25の相対変化量すなわちドリフトを表10に示す。] [0097] ] [0098] この例は、Caの添加のみでサーミスタの安定性が向上するが、更にこれらの材料にNiを加えることにより、サーミスタの安定性が更に2倍以上向上することを示す。] [0099] これらの試料に焼結レジーム(sintering regime)を適用した後の粒径は全ての場合において1μm未満であった。したがって、安定性の向上は、添加によって生じたより大型の粒径によるものではなく、物質の本質的な特性の変化によるものである。] [0100] (実施例11) 実施例1で説明した手順と同様にして、組成物Y1.24Tb0.36Cr0.2Mn0.08Ni0.12O3に基づく一連のサーミスタを作成し、ここでコランダム相が変更された。] [0101] 全試料は2μm未満の平均粒径を有していた。] [0102] 各試料の各組成物に関する構成、ならびにその焼結したままの値を基準としたρ25の相対変化量すなわちドリフトを表11に示す。] [0103] ] [0104] この例は、コランダム相の増加が安定性に影響を及ぼさないことを示している。これらの試料のペロフスカイト相の比率は、それぞれ、0.4、0.34、および0.28であった。] [0105] (実施例12および比較例12) 実施例1で説明した手順と同様にして、組成物Y1.24La0.36Cr0.2Mn0.2O3に基づく2つのサーミスタを作成し、ここでMnが一部Niに置き換えられた。] [0106] 全試料は2μm未満の平均粒径を有していた。] [0107] 各試料の各組成物に関する構成、ならびにその焼結したままの値を基準としたρ25の相対変化量すなわちドリフトを表12に示す。] [0108] ] [0109] この例は、セラミック中のマンガン含有量の一部がニッケルに置き換えられた場合、サーミスタの安全性が著しく向上するとともに、Laが一般式(I)の組成物に適した希土類金属であることを示している。]
权利要求:
請求項1 一般式(I):Re2-x-yCraMnbMcEyOz(I)を有する組成物に基づくサーミスタであって、Reは、1種の希土類金属、もしくは2種類以上の希土類金属の混合物であり、Mは、ニッケル、コバルト、銅、マグネシウムおよびこれらの混合物からなる群から選択された金属であり、Eは、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、およびこれらの混合物からなる群から選択された金属であり、xは、a+b+cの総和、かつ0.1〜1の間の数であるとともに、モル分率a,bおよびcの相対比率は、三成分図における点A,B,CおよびDで境界される領域内にあり、但し、点Aは、y<0.006のとき、(Cr=0.00,Mn=0.93+10・y,M=0.07−10・y)であり、y≧0.006のとき、(Cr=0.00,Mn=0.99,M=0.01)であり、点Bは、y<0.006のとき、(Cr=0.83,Mn=0.10+10・y,M=0.07−10・y)であり、y≧0.006のとき、(Cr=0.83,Mn=0.16,M=0.01)であり、点Cは、(Cr=0.50,Mn=0.10,M=0.40)であり、点Dは、(Cr=0.00,Mn=0.51,M=0.49)であり、yは、0〜0.5・xの間の数であり、zは、2.5〜3.5の間の数であることを特徴とするサーミスタ。 請求項2 前記モル分率a,b,cの相対比率が、三成分図における点E,F,G,C,Hで境界される領域内にあり、但し、点Eは、y<0.006のとき、(Cr=0.35,Mn=0.58+10・y,M=0.07−10・y)であり、y≧0.006のとき、(Cr=0.35,Mn=0.64,M=0.01)であり、点Fは、y<0.006のとき、(Cr=0.65,Mn=0.28+10・y,M=0.07−10・y)であり、y≧0.006のとき、(Cr=0.65,Mn=0.34,M=0.01)であり、点Gは、(Cr=0.65,Mn=0.10,M=0.25)であり、点Cは、(Cr=0.50,Mn=0.10,M=0.40)であり、点Hは、(Cr=0.35,Mn=0.22,M=0.43)であることを特徴とする請求項1に記載のサーミスタ。 請求項3 前記Reは、Y,Tb,Dy,Er,La,およびこれらの組み合わせよりなる群から選択されることを特徴とする請求項1または2に記載のサーミスタ。 請求項4 前記Reは、Y,Dy,Er,もしくはLa、または、YおよびDyの混合物、またはYおよびTbの混合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項5 前記Reは、YおよびTbの混合物であり、前記Yのモル分率の、前記Tbのモル分率に対する比率が、5:1〜1:1であり、好ましくは4.5:1〜3:1であり、さらに好ましくは約3.5:1であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項6 前記xは、0.2〜0.6の間の数であり、好ましくは0.3〜0.5、さらに好ましくは0.35〜0.45、最も好ましくは0.4であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項7 前記モル分率a,b,cの相対比率が、a=0.4〜0.6:b=0.23〜0.43:c=0.08〜0.28であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項8 前記モル分率a,b,cの相対比率が、a=0.45〜0.55:b=0.28〜0.38:c=0.12〜0.22であることを特徴とする請求項7に記載のサーミスタ。 請求項9 前記モル分率a,b,cの相対比率が、a=0.5:b=0.33:c=0.17であることを特徴とする請求項8に記載のサーミスタ。 請求項10 前記Mが、Niであることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項11 前記Reが、Y,Dy,Er,もしくはLa、または、YおよびDyの混合物、またはYおよびTbの混合物であり、前記Mが、Niであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項12 前記zが、2.75〜3.25の間の数であり、好ましくは2.90〜3.10、さらに好ましくは2.95〜3.05、最も好ましくは3.00であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項13 前記yが、0.01〜0.2の間の数であり、好ましくは0.02〜0.1、さらに好ましくは0.03〜0.06、最も好ましくは0.05であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項14 前記Eが、カルシウムであることを特徴とする請求項13に記載のサーミスタ。 請求項15 前記cが、少なくとも0.01であることを特徴とする請求項13または14に記載のサーミスタ。 請求項16 前記Mが、ニッケル、コバルト、もしくは銅であることを特徴とする請求項13〜15のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項17 前記Reが、Erであることを特徴とする請求項13〜16のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項18 前記組成物が、一般式:EriCajCrkMnlNisOm(II)を備え、但し、iは、1.4〜1.6の間の数であり、jは、0.02〜0.2の間の数であり、kは、0.15〜0.25の間の数、好ましくは0.2であり、lは、0.14〜0.24の間の数、好ましくは0.19であり、sは、少なくとも0.01であり、mは、3.00であることを特徴とする請求項17に記載のサーミスタ。 請求項19 前記組成物が、化学式(III):Er1.55Ca0.05Cr0.2Mn0.19Ni0.01O3(III)を備えることを特徴とする請求項18に記載のサーミスタ。 請求項20 前記yが、0であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項21 前記組成物が、一般式(IV):Re1.6Cr0.2MnbNicO3(IV)を備え、Reは、Y,Dy,Er,もしくはLa、または、YおよびDyの混合物、またはYおよびTbの混合物であり、bは、0.12〜0.14の間の数であり、cは、0.06〜0.07の間の数であることを特徴とする請求項20に記載のサーミスタ。 請求項22 前記Reが、YおよびTbの混合物であることを特徴とする請求項21に記載のサーミスタ。 請求項23 前記組成物が、一般式(V):YnTbpCr0.2MnbNicO3(V)を備え、nは、Yのモル分率であるとともに、1.2〜1.3の間の数であり、pは、Tbのモル分率であるとともに、0.3〜0.4の間の数であり、bは、0.12〜0.14の間の数であり、cは、0.06〜0.07の間の数であることを特徴とする請求項21または22に記載のサーミスタ。 請求項24 前記組成物が、一般式(VI):Y1.24Tb0.36Cr0.2Mn0.132Ni0.068O3(VI)を備えることを特徴とする請求項23に記載のサーミスタ。 請求項25 前記組成物が、コランダム相およびペロフスカイト相を備えることを特徴とする請求項1〜24に記載のサーミスタ。 請求項26 前記組成物に基づく前記コランダム相のモル分率が、0.4〜0.8の間、好ましくは0.5〜0.7であり、前記ペロフスカイト相のモル分率が、0.2〜0.6の間、好ましくは0.3〜0.5であることを請求項25に記載のサーミスタ。 請求項27 前記組成物に基づく前記コランダム相のモル分率が0.6であり、前記ペロフスカイト相のモル分率が0.4であることを特徴とする請求項26に記載のサーミスタ。 請求項28 前記コランダム相の組成物の平均粒径が3μm未満であり、好ましくは2μm未満、さらに好ましくは1.5〜1.9μmであることを特徴とする請求項25〜27のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項29 前記ペロフスカイト相の組成物の平均粒径が3μm未満であり、好ましくは2μm未満、さらに好ましくは1.0〜1.9μmであることを特徴とする請求項25〜28のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項30 前記サーミスタの前記一般式(I)を有する組成物の平均粒径が3μm未満であり、好ましくは2μm未満、さらに好ましくは1.0〜1.5μmであることを特徴とする請求項1〜29のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項31 前記サーミスタの25°Cにおける抵抗率が、2〜2,000kΩ・mmであり、好ましくは500〜1,500kΩ・mm、さらに好ましくは1,000〜1,200kΩ・mmであることを特徴とする請求項1〜30のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項32 前記サーミスタのB25/85値が、2,000〜4,000Kであることを特徴とする請求項1〜31のいずれかに記載のサーミスタ。 請求項33 請求項1〜32のいずれかに記載のサーミスタの製造方法であって、i)少なくとも一つの希土類金属酸化物を、酸化マンガンと、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化銅、および酸化マグネシウムからなる群から選択された少なくとも1つの金属酸化物と、任意選択的に炭酸カルシウム、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウム、およびこれらの混合物からなる群から選択された少なくとも1つの化合物と、任意選択的に酸化クロムと、混合し、ii)ステップi)で得た混合物を粉砕し、iii)ステップii)で得た前記混合物を所望の形状を有する物品に成形し、iv)前記物品を焼成するステップを備えたサーミスタの製造方法。
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